上海物語 あるいはゾルゲ少年探偵団 [ 小中陽太郎 ]
あるいはゾルゲ少年探偵団 小中陽太郎 未知谷シャンハイ モノガタリ コナカ,ヨウタロウ 発行年月:2016年12月 ページ数:255p サイズ:単行本 ISBN:9784896425154 小中陽太郎(コナカヨウタロウ) 1934年神戸生まれ。
1939年銀行員の父の転勤で、上海へ。
1943年病弱で母と帰国。
1958年東京大学仏文科卒、NHK入局。
1964年東京オリンピック時退職、1965ベ平連結成に参加。
1967年以降、執筆、市民運動、日本ペンクラブ理事。
1968年野坂昭如、生島治郎、五木寛之らと日本ペンクラブ理事、尾崎秀樹会長を常任理事として支える(のち専務)。
バルセロナ、カラカス大会などの日本代表。
1983〜84年フルブライト交換教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 時は、一九三〇年代戦火迫る謀略の上海。
英、日、中、ソ、五人の少年少女が運命の糸に操られつつ、繰り返す再会と別離の物語。
いずれも故郷を知らず、戦乱の雲の下、明るく生きてゆく。
やがて星移り、時変わり、平和の代わりにテロがぎた。
国境とは、国家とは、難民とは、友情とは。
作家と平和運動の葛藤を問いつつ20世紀を華麗に生きた少年たち。
しかし時代は21世紀にむかいまっしぐらに破滅へー戦前戦中の上海体験をもとに、脱走兵救援活動、ペンクラブの作家たちとの苦闘、中露の最新の未発表文書をとりこみ、年代、実名、入り混じり、SF・映画・現代語に紛れ込み、イマジネーションとエビデンスの雲海を行く。
「三銃士」か「百年の孤独」か、新形式のハイパー・スパイ小説。
本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・か行
- 商品価格:2,750円
- レビュー件数:0件
- レビュー平均:0(5点満点)